本チュートリアルの内容
以下が本チュートリアルの内容です。
- 開発環境の確認
- 基本操作
- まとめてテーブルとデータを作る
開発環境の確認
前提とする環境
このチュートリアルでは、以下の環境を想定します。
- 開発PC:Windows7 Professional、MySQL5.6
開発の準備
開発に使用するMySQLはMySQLのページからダウンロードして、インストールする必要があります。
MySQLのインストールは以下のページなどを参考に実施してください。
基本操作
MySQLに慣れる
まずは、MySQLに慣れるところから始めましょう。Windowsのコマンドプロンプトを利用して、DB操作をしてみます。この時に、MySQLの実行ファイルにPATHが通っていないと、以下のコマンドが起動しません。PATHの追加は、「コントロールパネル」>「システム」から、 「システムの詳細設定」を選択し、「環境変数」ボタンを押下して開く画面で、「システムの環境変数」のPATHに、mysql.exeがあるフォルダを指定します。
PATHを追加するときに、セミ コロンを入れるのを忘れないようにしましょう。
以下のコマンドを入力し、Enterキーを押下し、インストール時に入力したパスワードを入力する。mysql -u root -p
まず、テスト用にデータベースを作る。ここでは、picklog_dbというDBを作ってみます。create database picklog_db;
これで、DBができます。実際にDBができているかを以下のコマンドで確認することができます。show databases;
確かにできていますね。ここで、rootのままで、DBにアクセスするのは危ないので、このDBにアクセスするユーザーを定義しましょう。ここでは、簡単のためユーザ名:picklog、パスワード:p!cklogで定義します。grant all privileges on picklog_db.* to picklog identified by 'p!cklog';
MySQLのバージョン8では、非明示的にアカウントを作ることができなくなったようです。バージョン8を使っている人は、以下のように別々のコマンドを入力する必要があるようです。実際には試していないので、多少間違いがあるかもしれないので、注意してください。create user 'picklog'@'localhost' identified by 'p!cklog';grant all privileges on picklog_db.* to 'picklog'@'localhost';
これで、ユーザーpicklogがアクセスできるDBができました。次に、DBに接続をして、connect picklog_db;
テーブルを作ってみます。
create table log_tbl(
id int(5) auto_increment,
location int(3),
tid varchar(20),
time datetime,
primary key(id));
このような感じでテーブルを作成することができます。
次に、このテーブルにデータを入れてみましょう。改行は適宜行っても、最後にセミコロンさえつければ、大丈夫です。insert into log_tbl(location, tid, time)values (1,'00005CE62524000007E0','2014-12-07 12:16:30');
実際に、データが挿入されたかどうかを確認してみましょう。select * from log_tbl;
確かにデータが入っていることがわかりますね。